田口 将人×山田 友美 |対談|和光会グループ|岐阜

2025年には100周年を迎える和光会。
長きに渡り地域に愛され続けてきたこれまでの歴史とこれからの未来について語る。

  • 田口 将人

    介護・福祉事業部 統括部長(看護師)

  • 山田 友美

    ファミリーケア城東 介護福祉士/5年目

  • 田口 将人

    介護・福祉事業部 統括部長(看護師)

  • 山田 友美

    ファミリーケア城東 介護福祉士/5年目

和光会の強みについて
「100年の歴史が築いた組織の地盤」

田口部長
和光会は大正14年、1925年に山田内科小児科医院として開業しました。2025年で100年となり、医療・介護の業界では老舗です。

これからも和光会が地域を支え、選ばれる法人であるために、伝統を守っていく「変えない部分」と、凄まじいスピードで変化する社会のニーズとか価値観、国の政策などに合わせて、日々柔軟に「変わっていく部分」を持たなくてはいけない。変えてはいけないことと変えなくてはいけないこと、つまり「継承と革新」であり、その見極めが重要なのです。

私が平成5年に入職したときは山田病院の従業員は60名ほどでしたが、現在は法人規模が拡大し職員数も約1600人となりました。転職しなくてもキャリアアップやライフスタイルに合わせて異動できるようになりました。毎年新しい事業所がつくられ、今後も法人規模は大きくなるでしょう。

しかし職員によっては「人が少ないのに、なぜ事業所を作るのか?」と思っているかもしれません。新しい事業には新しい責任者が着任する訳ですから、職員のチャンスが増えています。この理由ひとつをみても、地域のニーズに応える、これからの社会の先見性を見据えての事業だけでなく、若い人・やる気のある職員がキャリアアップを実現できる体制づくりも念頭に置いてきました。
山田さん
部長がおっしゃるように、組織としての地盤があるのはもちろん、キャリアアップに対する組織のバックアップが充実しているというのは和光会の強みだと思います。

私がこの仕事に就こうと思ったのは、老人ホームに祖母が入居しており、祖母は認知症はなくしっかり者でしたが、面会に行くたびに「帰りたい」と言っていたことがきっかけです。その姿を見たとき、最期に過ごす場所を良いものにしたいと思い、介護福祉士になることを決めました。

特養(ナーシングケア加納)の施設に行った時に、施設が綺麗で若い職員もいて笑顔も多く、利用者も生き生きしていました。私が何かすることでその人の生活が良くなるように、という思いが実現できるのではないかと思ったのです。

あとは、お給料の面で他の施設より介護福祉士手当が多いと感じたこと。処遇改善手当が支給されるだけでなく、キャリアアップ制度が確立されるなど職場環境の改善に勤めていて、しっかりした施設だという印象と待遇の良さが決め手になりました。
田口部長
やっぱりそこは大きいよね。少し歴史を遡ると、和光会にもかつては処遇の面で退職者が後を絶たない時期がありました。その状況から脱却するために、組織として特別処遇改善の取得に取り組み、職員の給与見直しに努めてきたんです。

山田さんも感じているかもしれないけど…研修、いろいろあって大変だと感じてますか(笑)?
山田さん
はい、大変です(笑)!
田口部長
そうだよね(笑)。
ただでさえ仕事がたくさんあるのにE-WORKや人事考課プログラムなどにかける時間を割かなきゃいけなくなる。ただ、あれはそういうことをきちんとやることによって介護職員の手当に反映されているんですよね。そこをくっつけて考えてもらえると、みんなにも今やっていることの意味を感じてもらいやすいかもしれないです。
山田さん
そうですね。
確かに大変ではありますが、E-WORKは手当に反映されるだけでなく自分自身の目標を設定・管理する事にも活用されますし、さらに上司に自分の思いを伝える機会にもなるのでとても感謝しています。実際に私はケアマネジャーの仕事がしたいという気持ちを上司に伝えられたことで、特養の施設ケアマネジャーに着任しました。

そこからさらに地域との接点を持ちたいということで、地域との関わりが深い小規模多機能型居宅介護へ異動し、新しい学びの場を提供してもらったり。自分が学びたいという意志を尊重してくれる体制やきっかけを与えてもらえるのはもちろん、進みたい方向に道が開けているというのも心強かったです。
田口部長
山田さんのように、若い時からやりたいことが明確であるというのは本当に素晴らしいことですね。私からみんなに伝えたいのは、自分自身のビジョンを持って仕事に取り組んでほしいということです。それがないとどうしてもやらされ仕事になってしまって「大変だ」という気持ちだけが残って終わってしまいます。

けれど、山田さんのように目標があれば、目先の苦労は将来の自分につながる貴重な経験だと思えますよね。責任者になりたいと思う人もいれば、専門職を極めたいというビジョンを持つ人もいます。和光会では、そのどちらの希望も叶えてあげられるということを知っていただければ、仕事に対する見方も変わってくると思いますね。
山田さん
実際に現場ではいろいろなビジョンを持った各分野のスペシャリストのみなさんがご利用者のために協力しながら仕事にあたっています。

特養にいた頃、胃ろうのご利用者に少しでも何か食べさせてあげたいという思いから経口摂取を目標にするという話がユニット内であがりました。和光会は医療から介護まで幅広い分野の職種が集まっているので、その時は他の部署から摂食嚥下認定ナースの方に特養まで来ていただいて、アドバイスをもらいながら看護師との連携したケアが実現しました。最終的にそのご利用者の大好物である水羊羹が食べられるようになり、ご家族にも喜んでいただきました。

こんなふうに他の職種や部署と一緒になってユニット職員の叶えたい目標をみんなで達成できたというのは、この業界でスキルアップを目指す人間として必要な経験だったと思いますし、何よりも和光会だからできたことです。
田口部長
山田さんが経験した「協働」というのも、和光会の大きな強みですよね。いろいろなビジョンを持つ人たちの集合体だからこそ実現できるケアというのは必ずあります。私が看護助手として入職した当時はコンプライアンスもマニュアルもなかったので、今のように多職種が連携して仕事をする環境が整備されたことはすばらしいと思います。

もともと1つの病院からスタートした和光会がここまで大きくなったのも、さまざまな専門性に特化した施設や事業所を増やし続けることで、多職種との連携を必要とする場が組織の中に自然と生まれたからではないでしょうか。専門性を極めるというのはとても大事なことだけど、他の職種の仲間がどんな仕事をしているかということは理解しておかないと、せっかくの専門性も最大限に活かせません。

連携や協働に必要なのは、自分の専門分野だけを使ってケアするのではなく、患者さんやご利用者を主語として多職種と連携し、自分自身に必要とされる専門性を本当の意味で理解していくという経験そのものなんです。

働き方について
「専門職としての視野を広げる和光会の選択肢」

田口部長
突然だけど、山田さんは仕事を辞めたいと思ったことはありますか?
山田さん
あります (笑)!
体力的にきつかったというのもありましたけど、ユニットリーダーをやらせてもらっていたときは、後輩に自分の思いをうまく伝えられなくて苦しかったです。辛いなと思っている時ほど、まわりに相談できなくなる性格だったので、気持ちが晴れないまま現場にいる時期もありましたね。
田口部長
大変ですよね、ユニットリーダーの仕事も・・・。
自分の「こうしてほしい」とか「していきたい」という思いが伝わらないというのは大きなストレスにもなりますしね。個人の持つ能力というのは人によって違うから、リーダーはその人が持っている能力を100%発揮できる仕事内容かどうかを見極めながら方法を考えていかなきゃいけない。

これから責任者になっていく人たちには、日々の業務の忙しさを人でカバーするのか、技術でカバーするのかという見極めも課題のひとつになってくると思います。とはいえ、やっぱり大変ですよね(笑)。
山田さん
その経験もあって、私にリーダーの仕事は向いていないと思っちゃいました(笑)。

ただ、それは先ほどもお話ししたとおり、私にはケアマネジャーの仕事をしたいという目標があったので、「辛い時こそここで踏ん張ろう!」という気持ちに切り替えました。今は専門職としてのキャリアを磨きつつ、現場での経験を積みたいという気持ちが強いです。
田口部長
ちなみに今、山田さんが目標にしている人はいたりしますか?
山田さん
以前の施設の主任は、私の憧れの人ですね。
主任は高校を卒業して和光会に就職し、勤続15年以上。当然今までにもいろいろなことがあったと思いますが、それを感じさせない気さくな人柄で施設全体がとてもまとまっているという実感がありました。

私がリーダー職に就くことになったのも、普段から私のことをよく理解してくださっている主任から声をかけていただいたから頑張ってみようと思えたのがきっかけでした。振り返ってみても、主任がいたから私はここまで頑張れたのだと思います。
田口部長
お願いや相談をしても「無理」「できない」という否定から入らず、ウェルカムな感じで前向きに考えてくれるところが彼女の魅力ですよね。仕事が大変な時でも後回しにしないで時間をとって相談にのってくれる。主任にして良かったと思います。

今は育休中ですよね?
彼女のような職員が育休から復帰する際には安心して働けるための選択肢がたくさんあるというのも和光会のいいところです。法人内には子ども園や託児所もあるので、働く女性職員のみなさんにはそういった施設もあることを意識しながら自分の将来を長期的に描いてもらえるとうれしいですね。

山田さんは、もし今の和光会にそういった選択肢がなかったら転職という決断もあり得ましたか?
山田さん
そうですね。
転職するか、そのまま特養のケアマネジャーとしてずっと働き続けていたと思います。

居宅のケアマネジャーにも興味を持ちましたが、新卒の時から特養で働いていたこともあり居宅へ出向いてケアをしたことがなく不安でした。そのことを上司に伝え、小規模多機能型居宅介護に行くことで働き方は似ていながらも、外と関わる機会がある仕事に携わるという目標に向けて前に進んでいます。そういった意味でも、和光会は自分の視野を広げやすい場所という印象ですね。

あと、看取りケアを行う中で喀痰吸引の資格が取りたいと思った時にも研修制度のおかげですぐに研修を受講できました。
田口部長
喀痰吸引の資格を取りたいという時には法人から研修費用の免除があったり、研修を受けるための勤務調整ができるというのも和光会ならではですよね。
山田さん
そうですね。
外の学校に通うとなるとお金も時間もかかりますし、働きながらでも自分のキャリアアップに必要な研修を受講できるのも和光会ならではなのかなと思います。

法人内に研修の講師をできる方がたくさんいるというのもすごいことだし、何より働きながら学べる環境があるのは本当にありがたいです。

二人にとって和光会とは
「地域を支え、支えられる組織としての誇り」

山田さん
今回、部長のお話をお聞きして、私の中で“和光会は長く働ける場所”というイメージが強くなりました。目標やライフスタイルに合わせて選べる道が豊富な法人ですから。
田口部長
確かにね!やっぱりその言葉に尽きると思います。

その上で、この和光会があるのは地域があってこそ、ということは、これまでもこの先も変わらないことだと思います。そして、変わりゆく時代の中で今日まで継承されてきた“和光会イズム(らしさ)”というのは、これまでの伝統と歴史を守り続けながらも、日々変わり続ける社会のニーズや価値観に対応していくという2つの対照的なスタイルがうまく調和している点が和光会らしさと言えます。

地域を支え、選ばれる法人としての役割を担い続けてきたというのはそれだけで素晴らしい価値があるわけですから、和光会で働くみなさんにはぜひ和光会の職員であるということに誇りを持って働いていただきたいと思っています。
山田さん
友達からよく「和光会の車を近所でたくさん見るよ」って言われるんです。地域に暮らすみんなが知っている法人で働いていると思うとそれだけでうれしいし、誇らしい気持ちになります。
田口部長
もし職場が自分にとって嫌な場所なら、そこで働いていることを友人に知られたくないと思ってしまうけど、山田さんのように誇りを持って働いてもらえるとうれしいですね。子どもからお年寄りまで、困ったことがあればいつでも気軽に相談できる、そんな法人をこれからも目指していきたいと思います。

そして、山田さんのような次の時代を引っ張っていく世代が責任者として活躍していく未来を何よりも楽しみにしています。

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