12月15日（月）、中部学院大学よりご依頼をいただき、人間福祉学部3年生の学生27名を対象に、コミュニティコーピングゲームの体験会を開催しました。

体験会の序盤は、和やかな雰囲気の中でスタート。

学生の皆さんはグループごとに意見を出し合いながら、住民の悩みにどう向き合うかを考え、順調にゲームを進めていました。

ところが、途中で「大地震発生」のイベントカードが登場すると状況は一変。

住民の悩みが一気に増え、限られた手持ちのカードでどのように対応するのか、各グループとも真剣な表情で頭を悩ませる展開となりました。

ゲーム終了後の振り返りでは、

「災害がもたらす影響の大きさを改めて実感した」

「災害などによって住民の悩みが増えても、それに対応する人手が増えるわけではないことに気付いた」

といった声が聞かれました。

また、気づきとして、

「地域の課題は多様化・複雑化しており、解決することの難しさを感じた」

「だからこそ、早い段階での気づきや観察、そして迅速な支援が重要だと思った」

といった意見も挙がり、災害時だけでなく平時の地域づくりについて考えるきっかけとなったようです。

和光会グループでは、今後も地域や教育機関と連携しながら、福祉や防災、地域づくりについて「体験」を通して学べる機会を大切にし、誰もが安心して暮らせるまちづくりに貢献してまいります。