2025年07月8日
岩野田小学校で出前授業を行いました
7月5日(金)、SDGs行事委員会のメンバーが岩野田小学校を訪問し、5年生約60名を対象に、防災をテーマとした出前授業を行いました。


授業では、防災に関する講義に加え、災害時に役立つ身近な素材を使ったライフハックを紹介。新聞紙で作るスリッパ、レジ袋を使った応急処置やけが人の搬送方法、さらにはペットボトルの水を利用したランタンの明るさ実験などを、実践形式で体験してもらいました。

新聞紙スリッパは特に好評で、自分で作ったスリッパを履いて体育館内を元気に歩き回る姿が見られました。中には「家族の分も作りたい」と、何足も作る児童もいました。


また、ランタン実験では、懐中電灯の上に水の入ったペットボトルを置くだけで、光が柔らかく広がることを体感。グループごとに中身には、水、牛乳入りの水、小麦粉を溶かした水、麦茶、スポーツドリンク、サラダ油を混ぜた水の6種類を用意し、どれが一番明るく光るかを比べました。児童たちは「サラダ油は振って混ぜると明るくなる」「スポーツドリンクは全体が光る」「小麦粉は光を通さない」など、さまざまな気づきを得ていました。さらに、ペットボトルの形状によって光の広がり方が変わることにも注目し、「どうすればより明るく照らせるか」と、組み合わせを考察するグループも見られました。
また、授業の最後には振り返りの時間を設け、「防災用の準備チェックリストで家族と備えを確認したい」「災害が起きても、落ち着いて工夫できることを考えたいと思った」など、子どもたちから主体的な意見が発表されました。



この出前授業を通じて、子どもたちに、災害に遭ったときに「ないからできない」ではなく、「あるもので工夫して何ができるか」を考えることの大切さを伝えることができました。